雛人形が欲しかった思い出

我が家は姉妹なのですが、なぜか昔から雛人形がありません。
お金がなくて買うことができなかったのです。
小さい頃はそれが当たり前だと思っていました。
ところが、同性の友人宅を訪れた時に立派な何段もの雛人形が飾られているところを見て、お金がなくても女の子の居る家には雛人形を飾ることの方が当たり前なのだと思うようになりました。
立派なものではなくてもいいので、欲しかったことを覚えています。
もし、自分に女の子が産まれたら絶対に買ってあげようと思いながら、いつの間にか大人になっていました。
でも、残念なことに私は未婚でまだ子どもが居ません。
きっとこのまま女の子を授かることはないと思います。
そんな中、姉に女の子が産まれました。
私が小さかった頃に比べると、今の方が断然、姉も両親も裕福に暮らせていることから、すぐに雛人形を買うことになりました。
奮発して私が友人宅で見たような何段にもなっている立派な物を買うことができたのです。
でも、当の本人はあまりピンときていないようでした。
もう小学校高学年になりましたが、姉の娘は立派な雛人形を見ても何の関心も示しません。
私があんなに羨ましく思っていた雛人形でしたが、本当に欲しいと思っている人に与えるものなのかもしれないと思うようになってきました。
立派なものではなくても、伝統行事の一環として考えて、それなりの物を飾れるだけでもいいのかもしれません。
今ではそんなふうに思っています。

両親に娘の初節句の時に雛人形を買ってもらいました

私は去年の年末に子供を出産しました。
女の子です。
私は将来大きくなったら、娘と買い物や旅行へ一緒に行きたいと思っていたので
女の子と分かった時にはすごくすごくうれしかったです。
主人は将来彼氏とか連れてくるのかな、イヤだななんて今から話しています。
親二人ですごく溺愛しています。
もちろん男の子でも、すごく可愛がりますけどね。
ただ健康で五体満足で生まれてきてくれたわが子に本当に感謝です。
そして、3月はひな祭りです。
娘の初節句ということで、私の両親がとても張り切って、雛人形を買うと言っていました。
家も近いということもあり、雛人形を一緒に見に行きました。
両親は初孫ということもあり、すごく可愛くて仕方がないみたいです。
私の父なんて娘にデレデレですよ。
この子がお酒が飲めるようになるまで、元気にいなきゃいけないななんて言っています。
可愛がってくれるのはとてもありがたいことです。
雛人形は、少しコンパクトの方がいいかなということでコンパクトなものを買ってもらいました。
私の家はマンションなので、収納スペースが限られてくるんです。
娘は雛人形を前にしとても不思議そうに雛人形を見ていました。
初節句の日には私の実家で、豪華に寿司を皆で食べてきました。
娘がこれからすくすくと成長していってほしいです。
こんなにお祝いされて、娘を幸せです。
子供が生まれ初節句などこんなにお祝いするもんなんだと初めて知りました。
娘をきっかけに沢山の事が知れそうです。
それとともに、両親が私たち子供にかけてくれた愛情も知りました。

最終更新日 2025年6月27日 by uyhom