◯福島の復興に取り組むアトックス
株式会社アトックスは原子力関連施設のメンテナンスを主たる業務としてきました。日本原子力産業が始まった半世紀以上前から関連業務を扱っており、福島第一原子力発電所の事故発生からは、長年蓄積してきた経験やノウハウを活かして、事故炉の安定化、廃炉に向けた取り組みに力を注いでいます。
また福島の復興、全国に存在している原子力発電所の再稼働にも貢献する活動を行い、これに伴う原子力の諸問題解決に向けた実践力を高めて、レベルアップした仕事を受注、実行できる企業になることを目指した企業です。
具体的には原子力関連人材の育成、ロボットなどを活用した技術力・実行力のパワーアップとソリューション力の向上などに日々努め、現在は応用した技術の提供も行なっています。
福島第一原子力発電所では、発電所内の汚染水処理装置の運転や放射線管理業務などに従事し、関連地域の除染活動も事故発生初期から取り組んでいる企業です。廃炉工事ではタンク解体を行なう前の残水移送・回収業務・建屋内の除染などを実行、またドローンを用いた高線量箇所の調査や空撮も行なっています。
設備工事においては汚染水の対策や運転・保守管理・原子炉ウエル除染・使用済み水の処理も実行します。
これらの除染作業に関わる作業には、適正な保護措置が必要ですから、構内の放射線測定の定期実施や清掃などを行ない、安全確保をしています。そして福島復興支社を置き、汚泥処理施設・浄化センター・除染工事なども実行、地域のニーズに応えた倉庫業も展開中です。
◯アトックスの一般業務とは
福島以外の原子力発電所での一般業務としては幅広く、放射性廃棄物処理を各種処理法で適切に行い、移動保管を経て、貯蔵体積を極限まで減らす活動を行っています。
またこれら関連機器を適宜設計制作も業務の1つとしており、株式会社アトックスでは、業務にあたる作業者に放射線取扱資格者600名が対応します。ウラン濃縮施設メンテナンスにおいては工場設備管理補助・廃水処理設備点検・廃品回収槽内点検なども実施。一度使用した燃料を再処理する施設においてもメンテナンスを実行しており、マニピュレーター遠隔補修・移設も実行。加えて低レベル廃液の処理設備点検、出入り管理やクレーン・バルブ点検も行います。
更には株式会社アトックスは、放射染管理や容器点検など放射線廃棄物埋設や維持管理に必要な業務の多くを代行しています。また原子燃料工場の運転などの業務も代行し、原子力関連業務の安定にも貢献しております。
放射性廃棄物においては、固体においては可燃物と不燃物に分別、ドラム缶に詰めるなど適切な方法で処理を行います。液体では放射性物質をろ過したり廃液蒸発装置を使用し濃縮、ろ過された水は自然環境の中に戻したり、残量物についてはコンクリートなどに固めたりし、適正に処理します。
株式会社アトックスは各種加速度器や医療用の断層写真の支援など、Ri研究施設支援事業も業務としています。また日本原子力研究開発機構や電子断層写真を設置している総合病院や施設などでも実績を持ち支援。
加えて官公庁や民間の放射線取扱施設にて、設備や機器のメンテナンスや管理、廃棄物処理業務も行い、代行業務も実行します。更には製薬会社・病院・大学・原子力研究所などでの実績も数多く持っています。
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◯アトックスの放射線関連以外の業務とは
放射線関連以外でも多くの業務展開をしており、その1つに環境測定があります。施設管理者には作業環境測定を行なう義務があり、所定の機関に依頼する必要があるのですが、その業務をアトックスで行ないます。
アスベストの測定も可能ですから本会社に依頼することもできます。そしてアスベストは人体に大きな影響があることがわかっていますので、適切な方策が定めら、本会社はこの除去作業をも行うことができる技術を持っているのです。
株式会社アトックスでは原子力・放射線物質関連業務で鍛えられた技術や管理方法を活かし、ビルメンテナンスに関連する総合サービスも行っています。例えば安全に効率よく管理業務を行い、ユーザーのさまざまなニーズに応え清掃サービスまでも提供します。
そして放射線設備や原子炉において培われてきたマニピュレーター技術は、タンク内の壁面や底面の水中清掃や点検にも活用されます。本技術は上水道の配水池などでも利用できる高い可能性を持つ技術です。
株式会社アトックスはこれまで他社が保有していた、耐放射線カメラのライセンスを取得しましたので、カメラの生産・販売・据付・点検・修理などの一貫したサービスも可能です。
レンズ照明・架台などどのような修理にも対応することができ、もちろんマニピュレーターの販売・据付・点検・修理も一貫で対応、経験豊かな専門スタッフが実行します。
そして技能訓練センターで技術習得した技術者が、確実なメンテナンスを行ないますので安心・安全に利用することが可能。据付においても最適な方法で行い、リニューアルも容易に行なえる体勢が整っています。
最終更新日 2025年6月27日 by uyhom